【企画事例】デジタルメディア活用型観光プロモーション「ふくおかちかたび」
コロナ禍で注目を集めたマイクロツーリズムという概念。
マイクロツーリズムとは、自宅からおよそ1時間圏内の地元や近隣への短距離観光のこと。新型コロナウイルスによって打撃を受けた観光業界を救う手段の一つとして、株式会社星野リゾートの代表 星野佳路氏が提唱したものです。
この概念に賛同した企画が、福岡市からの委託事業として制作しました「ふくおかちかたび」です。
この企画のポイントは
①各地区のおすすめのおでかけスポット情報と人気のグルメ情報を掛け合わせる。
②地元の観光協会員の意見を取り入れる。
③どこでも簡単に入手できるデジタルブックとして展開する。
④1つの情報をデジタルブック・WEBメディア・SNS・タウン情報誌 の4つのメディアを使って発信する。
というところになります。
まず①につきましては、おでかけ欲を促進するためには、観光や遊べる場所だけでなく、グルメ情報を加味することが必要だと考えました。
最低でも2つの魅力がないと「いってみよう!!」という行動につながりません。
おでかけとグルメ、この相性の良い2つの情報を掛け合わせて、各地区の魅力ある情報発信を実施しました。
②については、知られざるスポットを開拓したいことと、現地の方々の参加意識を高めたい、という考えがありました。
本件以外にも、自治体の事業には数多く携わらせていただいていますが、なかなか官民一体となっての盛り上がりに欠けることが多いな、と常々感じておりました。
観光の盛り上げには現地の皆さんにその事業のことを知っていただくことが重要です。
そこで本事業においては、各地の観光協会の皆さんにオンラインによる説明会や勉強会を実施し理解度を深め、個別に情報をヒアリングするように進めました。
同じ場所、同じグルメの情報でも、おすすめメニューや食べ方などの細かいこだわりについても発信することができたと感じています。
③弊社が提供するデジタルブックは、単にPDFなどの書類データとしてWEBにアップするだけでなく、撮影時のアウトテイク画像や動画コンテンツ、その場所までのマップ表示など、紙媒体では出せないデジタルデータを誌面と合わせてご覧いただくことができます。
下記のURLからお試しください。
https://applied.meclib.jp/chikatabi/book/index.html#target/page_no=1
このデジタルブックのコンテンツは随時変更することができますので、季節に合わせてより効果的な内容に更新していくことができます。
④は、本事業を多くの方に知っていただくために、自社メディアをフル活用して拡散します!というものです。
魅力あるサービスや商品を知っていただくためには、まずはたくさんの入り口を用意していくことが重要かと思います。
この課題を弊社の自社メディアを活用し、多くの方への認知促進を進めることで解決していくことを、本企画内に入れました。
事業予算としては、各エリアの取材コンテンツの制作とデジタルブックの制作のみでカツカツの状況でしたので、メディアを使っての拡散プランは無償のサービスプランとして提案させていただきました。
このような舵取りができるのは、自社メディアを数多く持つ弊社のストロングポイントであると考えています。
本件をベースに新たな企画をご提案いたします。
どうぞお気軽にお問い合わせください!